自宅で猫のお手入れ:ブラッシングから、爪切りの方法までお伝えします

節約しながらネコと生活

猫のブラッシングや爪切りは自宅でもできます。
ぜひネコちゃんの健康管理も兼ねてブラッシングや爪切りを実践してみてはいかがでしょうか

我が家には2匹の短毛種の猫がいます。

1匹は庭に捨てられていたシャム系と思われる毛並みのミミちゃん。
もう一匹はミミちゃんだけだと寂しいだろうと、ペットショップからやって来たアメリカンショートヘアーのトットちゃん。

左の写真はまだ幼い時のものです。

なるべく週に1回、ブラッシングと爪切りを行うようにしています。
ブラッシングは気になる時にはいつでも行い、爪切りは多くても週1回です。

ちなみにシャンプーですが、捨てられていた猫のミミちゃんを保護した際、ノミと皮膚炎で酷い状態だったので、綺麗になるまで何度か行いました。
トットちゃんもミミちゃんと一緒に小さい時にはシャンプーをしましたが、今はしていません。

どうしても気になる時は、お湯で濡らし堅く絞ったタオルで体を拭いてあげる程度です。

掛かりつけの獣医さんに聞いたところ、獣医さんも短毛種のネコちゃんを飼っていて、「シャンプーはしていませんよ。シャンプーしなくて大丈夫です」とのお答えでした。

ちなみに猫達は一切外には出さず、家の中だけで暮らしています。

ブラッシング・爪切りの準備

爪切りやブラシ類は100均で買ったケースに収めています。
テーブルの上に新聞紙を敷き、その上でブラッシングや爪切りを行います。

ブラッシングは嫌がらないので、「ミミちゃーんブラッシングぅ」「トットちゃーんブラッシングぅ」と呼べば来てくれます。

新聞紙の上に乗ったらブラッシングの開始です。

ブラッシングを行う

ブラシの種類と使い方について

我が家にはラバーブラシ、スリッカーブラシ、ファーミネーター、のみとりコーム、豚毛のブラシの5種類があります。

●●ラバーブラシ●●
ゴムやシリコンでできていて、梳かすとたくさんの抜け毛が取れます。
いくらでも梳かすと毛が抜けるので、適度に梳かすようにします。

●●スリッカーブラシ●●
くの字の金属製のピンが付いているブラシで、これも抜け毛がたくさん取れます。
刺激が強そうなので、地肌に強く当たらないよう優しく梳かします。

●●ファーミネーター●●
特殊なステンレス歯がトップコートや肌を痛めることなく優しくアンダーコートを取り除きます。
ワンプッシュで歯についた毛を簡単に除去できます。

●●のみとりコーム●●
ステンレスの歯が狭い隙間で一直線に並んでいて、コームで梳かすことでノミを捕まえることができます。
また毛並みを整えたり、抜け毛やアンダーコートを取り除くことにも役立ちます。

●●豚毛のブラシ●●
豚毛を使ったブラシで、毛並みを整えるだけではなく肌にも優しく、毛艶を良くします。

ラバーブラシで抜け毛を取る



先ずはラバーブラシでムダ毛を取ります。

ラバーブラシで顔回りも身体も尻尾も、全部ブラッシングしていくと大量の抜け毛が集まります。

ただし、長時間ブラッシングしてしまうと、生えている毛まで取ってしまうかもしれないので、適当な所でストップします。

スリッカーブラシで更にブラッシング

ある程度ラバーブラシで梳かしたら、スリッカーブラシで更に梳かします。

家にあるものはピンの先にビーズの粒子が付いておらず皮膚を傷めてしまいそうなので、軽く優しく梳かしていきます。

ファーミネーターでアンダーコートを取り除く

更に抜け毛を減らすために、ファーミネーターで優しく梳かして、アンダーコートを取り除きます。

力を入れず、そっと優しくなでるように、刃先が皮膚に垂直に強く触らないよう梳かします。

ファーミネーターは抜け毛が特に気になる時にだけ使用しています。

ファーミネーターでも際限なく毛が取れるので、禿げちゃうかもとそこそこで切り上げます。

コームで梳かす

仕上げにコームで更に梳かします。
 
ミミちゃんが家に来た時には、ノミが付いていたので、まさしくノミ取の為に購入しましたが、今は仕上げに無駄毛を取り、毛並みを整えるために使用しています。   

ブラッシングしている間は、気持ち良さそうに、寝転がったりして大人しくしてくれています。

この後、いよいよ爪切り作業に入ります。

ミミちゃんは、毛が柔らかく、夏でも冬でも抜け毛は少なめです。
アメリカンショートヘアーのトットちゃんは毛が硬くて抜け毛が多く、特に夏にはいくら梳かしても抜けが大量に出ます。

ミミちゃんは見た所シャムネコ系で、タイの血統の子なので、暑さに強く夏も抜け毛が少ないのかな?トットちゃんはアメリカの子だから夏は苦手っぽいのかな?と思っています。

爪切りを行う

 お手々の方はあまり嫌がらず爪を切らせて
 くれるのですが、後ろ脚は嫌がって
 「シャーッ!!」とかいわれちゃうんですよね。

 でも、めげずに手早く切っていきます。

爪切りにはハサミ型とギロチン型があります。
我が家では子猫の時に購入したハサミ型を今でも使用しています。

ギロチン型を使用したことがないので、使いやすさはわかりませんが、
ハサミ型は爪の先を良く見て確認しながら切ることができます。

爪の先端だけを切るようにして行けば、切り過ぎになることもなく、使用は難しくないと思います。

とにかく”手早く”がポイントです。

なるべく週1で爪を切って行けば、伸びた爪だけ
切ればよいので、前4本、後ろ3本とかで
済むようになります。

爪の切り方は、指でネコちゃんの指をむぎゅっと押して爪先のとんがり具合と伸び具合を自分の指先と目視で確認します。

爪の中の赤い部分から離し、透明または半透明の爪先部分だけ切るようにします。

後片付け

全て終わったら毛や爪の散らばった新聞紙を丸めてゴミ箱へ捨てます。

自分の衣類や周りに付いた毛はコロコロローラー(粘着のクリーナーです)でコロコロして、そちらもゴミ箱へ捨てて終了です。

たまに用事があったり面倒くさかったりで2週に1度とかになってしまうこともありますが、毎週しておくと、特に爪切りは楽にできます。

抜け毛気になる時やマッサージしてあげたい時には、豚毛のブラシで梳かしてあげています。
豚毛のブラシが一番皮膚に対するダメージが少なそうなので、日ごろのブラッシングに使用しています。

家で頑張ってお手入れしてあげて、ネコの健康を守り出費も抑えたいと思います。

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